WisePoint認証

WisePoint認証は、強度の高いさまざまな認証方式を提供します。
また、各認証方式のチャレンジ&レスポンス*1はOne Time Password 化され安全です。(パスワードは盗聴されても再利用することができません)
現在サポートしている認証方式は以下の通りです。
*1 質問をチャンレジ、回答をレスポンスと呼びます。このような認証方式をチャレンジ&レスポンス方式と呼びます。

    ※各認証方式に表示される画面構成については [ 認証利用方法 ]-「 認証ページの画面構成について 」 の項目をご参照ください。

  1. マトリクスコード認証
    マトリクス認証とは英数字、記号文字からなるランダムなマトリクスコード表から、認証に必要なレスポンスを行う認証方式です。
    マトリクス認証方式を利用するには、あらかじめ、サービスにマトリクス認証の設定及び、利用ユーザにマトリクス認証の定義が設定されている必要があります。
    マトリクスの乱数表はご利用のユーザ毎に異なります。

    マトリクスコード表の例
    (マトリクスコード表は、質問に利用するチャレンジ数2、 乱数表は 5 行 x 5 列)
      1 2 3 4 5
    A 65 95 51 87 23
    B 56 78 05 76 86
    C 93 21 52 98 15
    D 23 16 62 34 71
    E 24 05 18 75 83

    利用方法の例
    1. ユーザID認証終了後、チャレンジが表示されます。
      例 Q. A4 E3
    2. マトリクス表よりチャレンジが指示する値を抜き出し、レスポンスを入力します。
      例 A4 E3 に対するレスポンスをマトリクス表から抜き出します。(上記マトリクス表の場合)
      A4の場合、A という値は縦の列を参照します。4 という値は横の行を参照します。
      それぞれの 値をぬき出すと 87 になります。 
      続いて E3 も同様にコード表より値を抜き出します。E3 の場合は 18 になります。
      したがって、認証のレスポンスには 8718 と入力します。
    3. ログインボタンを押してください。認証が正しく行われるとログイン完了です。

    認証画面例
    マトリクスコード認証



  2. イメージングマトリクス認証
    あらかじめ指定しておいたイメージを選択して認証する認証方式です。
    一般的にニーモニック認証と呼ばれるタイプの認証方式ですが、一般的なニーモニック認証と異なる点は
    イメージをマウスで指定するのみではなく、数値を使って指定できる点です。(*1)
    これにより、背後から選択するイメージを盗み見られることを防ぎ、利便性が高い反面、
    比較的セキュリティ強度が高くないと言われるイメージを選択する認証のセキュリティ強度を高めています。
    選択するイメージは自由に増やすことが可能であり(*1)、このことでもセキュリティ強度を高めることが可能です。

    (*1) 1つのイメージングマトリクスから選択できるイメージは1~5個ですが、認証に利用できるイメージングマトリクスの数は無制限であり、
    植物のイメージから3つ+動物のイメージから3つ+物のイメージから3つ...と無限に増やすことが可能です。
    また、同じイメージングマトリクスを何度も選択することが可能です。

    選択できる表の数 無制限
    1つの表から選択できるイメージ数 1~5
    同じ表の選択 可能


    利用方法の例
    1. ユーザID認証終了後、図のようなイメージ選択画面が表示されます。
    2. マトリクス表よりあらかじめ選択しておいたイメージを設定した順序通りに選択します。

      例 スイカ→さくらんぼ→サボテン

      通常はマウスで選択しますが、背後からの盗み見などを防ぎたい場合は左下の入力フォームに
      マトリクスの縦横に表示されている数値を入力して、イメージを選択してください。
      数値でイメージを指定する場合は、縦列の数値+横列の数値のように指定してください(すいかであれば3412です)。
      この例の場合は、[すいか→さくらんぼ→サボテン]なので、入力する数値は左から順に

      例 3412→2839→1939

      になります。
      選択するイメージングマトリクスが複数ある場合は、ログインボタンの代わりに次へボタンが表示されますので、
      次へボタンをクリックしてから、2を繰り返してください。
    3. ログインボタンを押してください。認証が正しく行われると目的のページが表示されます。

    認証画面例
    イメージングマトリクス認証
※ 「パネル表示」、「パネル非表示」ボタンで数値入力フォームの表示・非表示を切り替えることが出来ます。
※ 「入力通常表示」、「入力非表示」ボタンで数値入力フォームに入力する数値の表示・非表示を切り替えることが出来ます。



  • J パスワード認証
    J パスワード認証は知己情報の質問に対して回答を入力する認証方式です。
    半角英数字以外にも全角日本語も使用することが可能です。
    J パスワード認証は設定されているサービスにアクセスを行うと、あらかじめ登録されている質問がチャレンジとしてブラウザに表示されます。
    複数の質問が登録されている場合は、ランダムに質問が表示されます。
    回答のレスポンスはOne Time Password 化されてWisePoint Shibboleth-IdPに送信され認証のチェックを行います。

    利用方法の例
    1. ユーザID認証終了後、あらかじめ設定されているチャレンジが表示されます。
      例 「実家で飼っているペットの名前と生年月日は?」
    2. レスポンスを入力します。
      例 ジョン平成10年5月10日
    3. ログインボタンを押してください。認証が正しく行われるとログイン完了です。

    ※認証条件に複数回のJパスワード認証が設定されている場合は、その設定回数分2~4 を繰り返します。
     また、Jパスワードは1~3回までの任意の回数を指定することが可能です。

    認証画面例
    J パスワード認証の例